幻のキノコ
当地（那須塩原市）では7月から8月に掛けて、
秋のきのことは違って、里山から奥山へと出揃っていく、
数少ない夏のキノコ。
チタケ（チチタケ）
カサや茎に傷を付けると、乳白色の乳が出るのでこの名がある
日本で消費されるチタケの90パーセント以上は、
栃木県人の胃袋に・・・といわれるほど、
とにかく栃木県では人気度ＮＯ１のキノコ。
ダシがよく出るので、
けんちん汁仕立てにして、
そうめんや、うどんやそばなどの汁に。。
なすと一緒に油でいためたものは、
酒の肴にも、ご飯のおかずにも、最高
県内のスーパーや観光地のみやげ物店では、
数個入った一パックで1，000円以上
それよりや安いのものは輸入品（美味しくない！）と思って、
間違いないほど高価なものなのです。
下草のあまり多くない明るい雑木林などに生え、
色鮮やかなので見つけやすいこともあって、
採りに入る人も多く、一日かかって数個がやっとということもざら
写真のような数が取れることなど、めったにありません。
だってね、
奥山まで行く時間の無い私が、
絶好の狩り場にしていた写真のような別荘分譲地の林が、
ここ数年で次々と家が建ち・・・
こ～んな風景に変わり果ててしまったのですから
これからますます、
幻のキノコなってしまうのかと思うと、
少し・・・いや、
ものすご～く、さびしい！
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