「あらやだ! 顔が若くなってる!?」
帰りがけのお客様が鏡をのぞいて、思わず発した言葉です
「朝、顔を見るのがいや!どんどん年を取っていくのなんか見たくない・・・」
「長い事おかしかった身体なんだから、
永~くかからなくちゃ治りゃしないわよね」
Eさんは普段から、
とってもマイナス思考の強い女性(83才)です
今日で4回目の来院。
施術をしながら、最初に来た時と比べての体の変化を訪ねても、
「全く変わらない!おんなじ・・・」
実はあちこちとだいぶ変化してきているのだけれど、
自分では感じられないようなのです。
「Eさんね、玄関のところに鏡があるから見てごらん、
きっと、今朝見た自分の顔と違って見えると思うよ・・・」
その結果が、冒頭のセリフでした。
40年前に子宮筋腫の手術、20年前には腰椎のすべり症を手術。
一年前に九州へ帰省した直後から
ズキズキした腰の痛みと、
びりびりした下肢のしびれが強くなり、夜も眠れない
病院では
「老化によるヘルニアだから、手術しないと治らない」
といわれているが・・・
年齢的なこともあって手術は避けたい…と。
* * * *
・9月6日初来院。
じっとしていても、寝ていても、
腰と仙腸関節付近のずきずきした痛みと、
大腿~足首にかけての びりびりしたしびれで、
夜もよく眠れない
BCでは、慢性的な骨盤の歪みと、
内臓の冷えとに強い反応。
足湯のあと、仙骨右への歪み1/2Fを修正。
基本療法を80パーセントの施術量で。
ズキズキした腰の痛みと下肢のしびれ緩和を当面の目標に、
週2回ペースで通院してもらうことに。
昔買った足湯器が家に仕舞ってある、というので
家でも実行するようにお勧めしました。
9月9日、2回目。
「特に変わったことはないけど、足にだるさがでてきた」
一日3回、30分以上、
時には1時間くらい足湯をしている、とのこと。
BCで足湯の時間をチェックすると、
朝と昼は20分、夜は30分が良いと。
前回、呼吸法を指導するも、ほとんど実行できていない様子。
足湯をしている間だけでも呼吸を意識してもらうことに。
9月13日、3回目。
「足がだるい。しびれは変わりません」
「もう少し若ければ手術できるのに、
ホント年取るとろくなことがないね・・・」
毎回のことだけど、身体や症状に対する愚痴が多い
「そんなことないって。世の中もっと不自由な人がいっぱいいるよ。
今日まで頑張ってくれてるだけでも、足腰に感謝しなくちゃ」
「私って、ここへ来るたびにいろんなこと言われて・・・
なんだか精神修養にきてるみたいね」
・9月21日、4回目。
「太ももがだるい。足裏がびりびりしびれてる」
「だいぶ体が ”変化” してきているみたいだね。
ところで太もも~足首へ掛けてのしびはだどんな感じ?」
「う~ん、変わんない」
「最初に来られた時と比べてどう?全然変わってない?」
「う~ん、全く変わってない・・・かな?
長いことやってんだから、しょうがないよね」
「じゃあさ、今日は足の裏がビリビリしびれてるて言ったよね。
太ももも同じようにビリビリしてる?」
「太ももは・・・歩いたりすると、だるさを感じる」
「最初に来られたときはね、腰のズキズキした痛みと、
太ももから足首にかけてのビリビリしたしびれで、
夜も寝られないって言ってたのね」
「それが、だるさに変わって、
前には感じなかった足の裏のビリビリが出てるのね。
体がどんどん変化してきてるってことですよね」
「そうでしたっけ?言われてみればそんな気が。。」
「変わってきたところ、良くなってきたところを見つけて
ほめてあげると体も喜んで、
もっと変化させようって、働いてくれるんだけどなあ」
「・・・私、いつも子供に言われるんです。
お母さん、物事もっと前向きに考えなよ、って」
どうやらやっと気づいてくれたようです
一般に高齢者の場合、
自分の体の変化になかなか気づくことができない傾向にあります。
相手の言い分を否定しないで、なおかつ、
身体の変化を感じ取ってもらい、
明日への希望を強く持っていただく・・・
そのためには必要な会話、対話を行いながら、
コミュニケーションを深めていく。
此れも重要な施術の一環だと思っています
腰痛、肩・首・頭痛を解消したい方へ
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